新聞に掲載されました。
(以下記事の書き起こしです)
京都出身 の友人に勧められ、10代の頃から京都の有名 な帆布バッグを愛用 してきた。社会人にな り、取材をする際にも断続的に使ってきた。
同社のショルダーバッグはシンプルで 丈夫なため、取材に 向いている。側面のタグはコミュニケー ションに役立った。 京都で学生生活を送 いった人から「京都がお好きですか」と声 を掛けられたり、お家政動の際には「大 変だな」と冗談を言 われ、その話で盛り上がりもした。しかし、地域振興を応援する地元紙の記者が他地域のものと分か いるバッグを嬉々とし いて提げているのは「何か違う」という思いはずっと抱き続けていた。飯伊にも「わ が街の」と誇れる帆布バッグがあれば・・・と長く考えていたが、染物処スミツネ(小伝馬町)を取材した際、オーダーメイドできることが分かった。丘の上には小京都と小江戸の雰囲 気がそこはかとなく、残っている。祭りの法被、獅子舞のほろを製作するスミツネの製品や店構えには、 その枠な感じが漂っ ている。オーダーを 依頼したところ、二つ返事で引き受けて くれた。今月25日に 開かれる「南信州天龍峡マルシェ」には同社のほか、地元のクラフト作家が多数 出店する。 飯田は優 れた職人が多い土地柄。京都に負けない製品が世に出ることを願っている。