プリントと本染めの違い
プリントは機械制御によりパキっと染色されますので新品感があり目を引きますが、劣化が早いので消耗品となります。
・インクを噴射して表面のみに着色するため劣化しやすいです。
・薄手の布が向いています。
・フルカラー、蛍光色、グラデーション、写真などもOK。複雑な模様などもくっきり綺麗に仕上がります。
本染めは人の手によりしっかりと染め上げますので、重厚感があり、ビンテージデニムのように使うほどに味がでます。
・繊維を一本一本に染料を染み込ませるため、使うほどに味が出ます。
・厚手の布でも対応可能です。
・繊維にしみ込ませるため、自然なにじみがあり。複雑な模様には不向きです。
当店は職人による
手染め・本染めのれんの専門店です
本染めにも様々な種類があります。
・本染(硫化染・引染め)は、液体状の染料に布を浸けたり、刷毛を使って、糸一本一本に染料を染み込ませ、染める方法
・捺染は、粘度の有るペースト状の染料を紗張りした枠を使い駒ヘラで染める方法
糊の置き方で、両面染め・片面染めの違いがでます。片面のみは価格が抑えられます。 くわしくはこちらをご覧ください
のれん各部の名称
のれんを掛けるための棒を通す輪の部分を「ちち(乳)」といいます。のれんを何枚かの布に分けることを「割り」といいます。
乳(ちち)の種類と数
乳は、輪を何本か付けるタイプの他に、筒状にもできます。長さはご希望が無ければ7cm位でお作りしています。太い棒を使いたいなどご希望がありましたら、お好きなサイズ・数でお作りいたします。
お見積りの際には乳を含まないサイズをお伝えいただければ大丈夫です。
割りの深さと数
ご希望や図柄に応じた割りの数と深さにてお作りいたします。
※生地によっては1布の最大幅が決まっていますので、生地の種類によっては割の数を調整する場合もございます。
本染め(硫化染め・引き染め・捺染)の色・生地について
硫化染め
硫化染めは技法の特性上、濃紺と黒のみとなります。生地は張りのある生地を使用し、ふつうと厚めからお選びいただけます。
引き染め(本染めカラーのれん)
引き染めは染料を配合することで、ご希望の色に染めることができます。生地は色が出やすい白のシャークスキンを使用します。より精密な色にこだわる場合はdicカラーにてご指定ください。dicカラーガイド色見本帳をご確認の上、色指定をお願いいたします。
DICカラーガイド色見本帳(外部リンク)
既染めカラーのれん(捺染)
価格を抑えたカラーのれんは捺染がおすすめです。既染の布を使用いたします。以下の画像は取り扱いの一部となります。赤系、青系、などお伝えいただければご提案いたします。
生成り・晒しの生地の種類
生地の風合いを活かしたのれんのために、様々な生地をご用意しています。
人気の麻もございます。
他にも
・ブロード
・天竺木綿
・丸紡(20貫 24貫)
・Gポプリン
・シャークスキン
・タッサー
・9A
・帆布
などご相談ください。
綺麗に仕上がるコツ
★シンプルなものがおすすめ
★サイズの測り間違えをしないように
★乳・割の数をもう一度確認下さい
★ロゴ・柄は細かすぎない、端まで入れない
職人の技術で、他にはないのれんも制作しております!
お手入れ・洗濯の注意
①他のものとは別にして洗ってください。
②汚れた場合、水又はお湯に少量の中性洗剤を入れもみ洗いをしてください。
③漂白剤入り洗剤のご使用はお避け下さい。
④脱水後、すぐに陰干しをしてください。
⑤水に浸したまま、または重ね合わせたまま放置しますと、他の白い部分に色落ち、移染 することがありますので、ご注意ください。
不明点などありましたら、LINEでお気軽にお問い合わせください!